Gmail を Chrome など最新の Web ブラウザで使うと、ファイルをドラッグ&ドロップすることでファイル添付が可能なことをご存じだろうか。これは、Gmail が HTML5 でマークアップされていて、ドラッグ&ドロップ API に対応しているからである。
Gmail のように、最近 HTML5 が採用された Web サービスが増えてきた。前に上げた Gmail や YouTube、NAVER な
RS RMT ど、先進的 Web サービスが HTML5 となっている。HTML5 を採用することで、スマートフォンやタブレット PC での表示が容易になるほか、様々な新機能が使えるようになる。
ただ、HTML5 はまだ仕様が正式には確定しておらず、事例も少ない最新の技術である。Web サイトに最新技術を採用する場合、検索エンジンがどのように認識するのか、HTML5 採用に
Ever Planet RMT よって検索エンジンからの評価が落ちてしまわないのかは、多くの Web マスターにとって気になるポイントだろう。
2010年10月段階、Google など主要検索エンジンは、HTML5 を使っても大きなプラスもマイナスもない。HTML5 が採用されているサイトであっても、ユーザーに高い価値を与えるサイトであるとは限らないだろう。検索ユーザをよりその検索意
図と合致したサイトに誘導したい検索エンジンにとって、最新技術を使ったごく一部の Web サイトを上位表示させることは、ユーザのためになる場合は少ないと考えられる。そのような考えから、基本的に HTML5 を使うことは SEO 観点では有利にも不利にもならないはずである。
しかし現段階で HTML5 を採用したサイトを作ることは、いくつか SEO の観点
で注意点があることを認識してほしい。
●HTML5 での SEO のリスク
HTML5 では、いくつかの新しい要素(タグ)の追加や、HTML4 では非推奨となっていた要素の復活など、様々な変更点がある。その中には、論理的な意味が新しく付加された要素がいくつか存在する。この部分の効果を過信してしまうと、大きなトラブルになりかねない。
ル?シエル?ブルー RMT 例えば、HTML5 で新しく採用される予定の aside 要素について考えよう。aside 要素は div 要素と似た形で使用し、広告部分などページのテーマとは異なる部分に適用されることが想定されている。aside 要素の意図を検索エンジンが認識するようになると、aside 要素の部分は検索エンジンが強く評価をせず、検索エンジンはページのテーマを認識しやすくなると考えられ
るかもしれない。
しかし2010年10月段階では、検索エンジンは aside 要素に特別な認識をしていないと考えられる。aside 要素を頼りに多くの不要な情報を1ページに詰め込んだ場合、検索エンジンがそのページのテーマを認識しづらい状況になりかねないだろう。
次に、iframe 要素について考えよう。HTML4 の strict 条件では iframe 要素は排除されてい
たが、HTML5 では復活している。そのことから、HTML5 のマークアップにおいて iframe の採用を検討される場合もあるかもしれない。
しかし、iframe 要素、インラインフレーム部分の検索エンジンの認識状況は特殊であり、SEO 観点では使用するのに最大限の配慮が必要であることは変わっていない。
また、HTML5 の現段階の案によれば、1ページに
ASTARIA RMT 複数の h1 要素が記述される場合がある。これは、一部の検索エンジンでは認識に問題が発生する可能性もあるだろう。
このように、HTML5 で追加?復活された仕様を使った場合、その部分は検索エンジンに認識されづらくなるリスクがある。もちろんこのリスクは、HTML5 を使った上でも避けることも可能であるし、SEO 観点で問題が発生し得る要素をすべて
使わなくても、HTML5 化による利点は十分に受けることも可能だろう。
HTML5 でのマークアップを行う場合、SEO の観点では HTML5 で新しく使えるようになった仕様に期待するのはやめたほうがいい。HTML5 の新要素は現段階では SEO 観点でリスクが存在する。現段階の主流である HTML4 での SEO 要件を大きく外すことがないように、HTML5 でのマーク
アップルールを設定することを勧めたい。
●HTML5 での SEO の利点
HTML5 化は、これまで述べたリスクだけではなく、今後、大きな利点も出てくるだろう。
論理構造化された Web ページを好む検索エンジンと、論理構造化されたWebページを作りやすい HTML5 は本来相性がいいものである。ヘッダー部分を示す header 要素、ナビゲーショ
ン部分を示す nav 要素など、マークアップに意味を持たせることができる HTML5 では、ページの論理構造を検索エンジンに正しく伝えやすくなるだろう。
今後、HTML5 を検索エンジンが適切に認識するようになると、様々な利点が発生すると考えられる。
また、HTML5 の様々なマルチメディア対応も利点として考えられる。例えば video 要素は、検
索エンジンが識別するのが困難な Flash による動画ファイルよりも、動画検索等においてインデックスされやすくなることが想定される。
さらに、HTML5 の Canvas などによって可能となる様々なリッチな表現?操作方法は、よりコンテンツにユーザーを惹きつけることが可能となる。ユーザーを惹きつけることは、検索エンジンが評価する自然発生リンクに繋
がりやすい事は明らかである。
SEO を考える上で、動画や位置情報など、検索エンジンが新たに対応できるようになる情報を Web サイトで公開していくことは非常に重要なことである。企業が保持しているコンテンツを、検索エンジンが認識できるデジタルの形で公開していくことで、より多くの点で貴方のサイトと検索ユーザは繋がりを持つことができる。
そのために、ユーザに様々な新しい体験を提供できる HTML5 は大きな価値があると言うことができる。
●最新の Web 技術と SEO
ここまで、HTML5 と SEO の関係について説明してきた。Web サイトの HTML5 化は SEO の観点でいくつかの注意点があるものの、論理構造化がしやすく、サイトの魅力をひきたてやすい事から、SEO にプラスとなる可能
性がある。
ただ、SEO を目的とした HTML5 の採用は、2010年11月段階ではほとんど効果を期待できないだろう。HTML5 は、Web コンテンツの魅力をユーザーに伝えるための手段である。適切な手段によって表現された魅力は、必ず SEO にもプラスとなるだろう。
しかし、本来 HTML5 が必要ではない Web サイトを無理に HTML5 化しても、Web コン
テンツの魅力向上に繋がらず、SEO のプラスとはならない。むしろ、いくつかの SEO 上のリスクがある分、マイナスがあるといえる。
検索エンジンの進化はさらに速度を上げ、それぞれの検索ユーザーのためになる Web ページを、さらに上位表示させるようになってきている。そのような中、第一に考えるべきことはユーザーのためになる、ユーザーから評
価を受ける Web コンテンツを公開していくことだろう。そのための手段として、いくつかのリスクを念頭においた上で HTML5 での魅力的なコンテンツを検討してほしい。
(執筆:株式会社アイレップ SEM 総合研究所 辻 正浩)
記事提供:アイレップ
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引用元:
arad rmt